ワイヤロープ方式の防護柵が正面衝突事故を防いだ様子(国交省提供)
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 国土交通省は27日、対面通行の「暫定2車線」の高速道路で正面衝突事故を防ぐため、道路中央部にワイヤロープ方式の防護柵を設けた12路線の一部区間で、対向車線への飛び出し事故が激減したとの集計を明らかにした。単純比較はできないが、2016年の年間45件に対し、防護柵設置後の今年4〜10月は1件にとどまった。同日の有識者検討会に報告した。.

 国交省は集計結果を踏まえ、暫定2車線の有料区間2580キロのうち、4車線化工事が進む区間などを除く約1200キロで、安全対策としてワイヤロープ方式を導入する方針だ。.

 検討会では、東日本高速道路の担当者が防護柵の導入について「事故防止に非常に役立っている」と説明。参加した委員からは設置コスト削減や工期短縮を促す意見もあったが、ワイヤロープ方式に一定の有効性があるとの認識で一致した。

配信2017.11.27
産経ニュース
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