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11月30日 5時53分

東京都は、中学生や高校生によるいわゆる「自画撮り」の被害を防ぐため、子どもが拒否しているのに画像を送るよう求めた段階で、取り締まることができる罰則付きの条例の改正案を、来月1日から始まる都議会に提出することになりました。

中学生や高校生がインターネットで知り合った相手から自分で撮影した裸の画像を送るよう求められるいわゆる「自画撮り」をめぐっては、現在の法律では、脅迫行為がなければ取締まりが難しいことから都の有識者による協議会は、ことし5月画像を送るよう求めた段階で取り締まることができる罰則付きの条例改正を求める報告書をまとめました。

これを受けて、都が罰則の内容などを検討した結果18歳未満の子どもが拒否しているのに、みずから撮影させた裸の画像など送るよう求める行為を禁止する規定を新たに設け、違反した場合は、30万円以下の罰金とする都の青少年健全育成条例の改正案を、来月1日から始まる都議会に提出することになりました。

成立すれば、画像を送るよう求めた段階で取り締まることができる全国初の条例となります。加害者が都内に住んでいるかどうかは問わないことにしていて、都は、来年2月1日からの施行を目指しています。