稲のたどってきた道  佐藤洋一郎(農学者 京大農学部卒 総合地球環境学研究所名誉教授、人間文化研究機構理事)
https://www.athome-academy.jp/archive/biology/0000000116_all.html

>縄文時代の地層から、稲のプラントオパールが続々と検出されるようになりました。
>プラントオパールとは、植物の細胞にたまる0.05−o程のガラス状のケイ酸の塊が地中に残ったもののことで、
>このプラントオパールにより過去の植生や栽培植物の種を判別することができます。
>最も古いプラントオパールというと、岡山の朝寝鼻貝塚の土の中から、6000年前のものが検出されています。
>大阪の池上曽根遺跡や奈良の唐古・鍵遺跡から出土した2200年以上前の弥生米のDNA分析を行なったところ、
>朝鮮半島には存在しない中国固有の水稲の品種が混ざっていることが分ったんです。
>これは稲が朝鮮半島を経由せずに直接日本に伝来したルートがあることを裏付ける証拠になります。