http://www.sankei.com/smp/life/news/180112/lif1801120003-s1.html

 北海道松前町の無人島、松前小島で発電機などを盗んだとして北朝鮮船の船長(45)が窃盗罪で起訴された事件で、島の施設を所有する松前さくら漁協(同町)などが設立した協議会に、全国から約300万円の寄付が集まったことが分かった。協議会は11日、被害に遭った避難小屋の管理人に、寄付から約60万円を渡した。

町によると、協議会は島の施設復旧を図るために設立され、11日までに全国から45件の入金があった。

 ノリ漁のシーズンが近く、島でも早期に漁を再開できるよう、小屋管理人の漁師、吉田修策さん(67)=同町=へ寄付金を渡した。吉田さんは「漁再開のめどが立って本当にありがたい。小型船や船外機を購入したい」と話した。

 島からは家電やバイクなども無くなっており、復旧工事費と合わせ、漁協は被害総額を約790万円と見積もっている。