沖縄2紙が報じないニュース
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やはり産経新聞のレベルはまとめサイトを1mmたりとも超えるものではありませんでした。フェイクニュースで沖縄2紙を攻撃したものの大ブーメランが後頭部に突き刺さっています。詳細は以下から。

◆「美談」を取材もなしに政治利用
12月1日に昨年沖縄自動車道を走行中の米海兵隊曹長の男性が、意識不明の重体となった人身事故に関し、産経新聞は「曹長は日本人運転手を救出した後に事故に遭った」という内容の記事を掲載、この記事内で米兵による救出を報じない沖縄メディアに対して「報道機関を名乗る資格はない」などと批判していました。

しかし、米海兵隊は1月29日までに「(曹長は)救助行為はしていない」と琉球新報の取材に回答。沖縄県警も「救助の事実は確認されていない」としてることが琉球新報の記事によって明らかにされました。さらに県警交通機動隊によると、産経新聞は事故後一度も同隊に取材していません。

つまり、産経新聞は根も葉もない「美談」を鵜呑みにし、取材して検証したわけでもないにも関わらず、鬼の首を取ったように沖縄2紙へのバッシングネタとして用いたということになります。

◆産経新聞の長大なフェイクニュースとバッシング
産経新聞の高木桂一那覇支局長はネット上の「産経ニュース」で3000字に渡る署名記事で以下のように米軍曹長(編集部注:文中では「トルヒーヨさん」と本名で呼ばれています)を褒め称える一方で激しく沖縄2紙を攻撃。

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「誰も置き去りにしない」。そんな米海兵隊の規範を、危険を顧みずに貫いた隊員の勇敢な行動。県内外の心ある人々から称賛や早期回復を願う声がわき上がっている。ところが「米軍=悪」なる思想に凝り固まる沖縄メディアは冷淡を決め込み、その真実に触れようとはしないようだ。

(中略)

トルヒーヨさんはなぜ、路上で後続車にはねられるという二次事故に見舞われたのか。地元2紙の記事のどこにも書かれていない。

実はトルヒーヨさんは、自身の車から飛び出し「横転車両の50代男性運転手」を車から脱出させた後、後方から走ってきた「米軍キャンプ・ハンセン所属の男性二等軍曹」の車にはねられたのだ。50代男性運転手は日本人である。

 沖縄自動車道といえば、時速100キロ前後の猛スピードで車が走る高速道路だ。路上に降り立つことが、どれだけ危険だったか。トルヒーヨさんは、自身を犠牲にしてまで日本人の命を救った。男性運転手が幸いにも軽傷で済んだのも、トルヒーヨさんの勇気ある行動があったからだ。

(中略)

翻って沖縄県のメディアはなぜ、こうも薄情なのだろうか。それでも事故後、この「報道されない真実」がネット上でも日増しに拡散されている。「続報」として伝えることは十分可能だが、目をつぶり続けているのである。

(中略)

「報道しない自由」を盾にこれからも無視を続けるようなら、メディア、報道機関を名乗る資格はない。日本人として恥だ。

(【沖縄2紙が報じないニュース】危険顧みず日本人救出し意識不明の米海兵隊員 元米軍属判決の陰で勇敢な行動スルー ? 産経ニュースより引用)

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◆「美談」の拡散と「報道機関を名乗る資格」
この「美談」が無根拠のままに拡散した理由として、琉球新報は在日米海兵隊のツイッターがこの事故に関して「多重事故で横転した車から県民を救出した直後に車にひかれ」と、救助したと断定した書き方をしていた事を挙げていますが、内容はその後「多重事故で車にひかれ意識不明の重体になった」と訂正されました。

海兵隊も琉球新報の取材に対して「事故に関わった人から誤った情報が寄せられた結果(誤りが)起こった」と認めています。

>>2以降に続く

2018年1月30日15:14
buzzap
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