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かつて商業捕鯨で栄えた下関市でと長門市で、伝統的な食文化を受け継いでいこうと市内の小中学校や幼稚園でクジラの肉を使った給食が提供されました。
下関市と長門市は、子どもたちにクジラの食文化を知ってもらい次の世代に残していこうと、6年前から毎年この時期に共同で小中学校や幼稚園の給食にクジラ料理を提供しています。

このうち、下関市の桜山小学校ではクジラに詳しい下関市立大学の岸本充弘さんが学校を訪れ、「シャチとイルカは小型のクジラの一種です」などと、生態や捕鯨の歴史などについてクイズを交えて紹介しました。
そして給食の時間になり、クジラの竜田揚げが出されると、子どもたちはおいしそうにほおばり、おかわりをする子もいました。

5年生の女子児童は「クジラの竜田揚げは魚の揚げ物と比べて食感がよく、おいしかったです」と話していました。
岸本さんは「水産都市、下関の発展には捕鯨が大きな役割を果たしたという歴史もある。こうした機会を通じて子どもたちにクジラを身近に感じてほしい」と話していました。

02月02日 18時37分
山口 NEWS WEB
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