授業1コマを90分から100分に延長した大学の礼
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4学期制と留学のスケジュール
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 1コマ90分だった授業時間を延長したり、年4学期制を導入したりする大学が相次いでいる。

 授業回数を確保するために行っていた祝日などの授業を減らし、海外留学や企業のインターンシップ(就業体験)への参加を容易にする狙いなどがあるが、学生からは賛否両論が出ている。

 ◆祝日の授業減

 「10分長くなっただけで負担に感じたが、もう慣れた。休日が増え、サークル活動などの時間が増えた」

 2017年度から授業時間を10分延長し、100分にした明治大。政治経済学部3年の男子学生(21)は歓迎する。この結果、科目当たりの半期の授業回数は前年度までの15回(計1350分)から14回(計1400分)になった。

 以前は15回分を確保するため、「海の日」「体育の日」といった祝日などのうち年6、7日は通常の授業を行っていたが、17年度は3日に減らすことができた。千田亮吉副学長は「学生は、空いた時間でボランティアやサークルなどの活動を充実させてほしい」と話す。

 法政大も、今年度から授業時間を100分にした。10分延びることで学生の集中力が切れることへの懸念から、前半の50分を講義、後半の50分を討論に充てるなど、授業の形式を変更することも検討している。

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2018年04月10日 15時39分
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