http://www.afpbb.com/articles/-/3171692?act=all

2018年4月18日 22:40 発信地:シリア
【4月18日 時事通信社】シリアのアサド政権が反体制派の拠点に対して化学兵器を使用したとされる首都ダマスカス近郊の東グータ地区ドゥーマで、18日に予定された化学兵器禁止機関(OPCW)の現地調査が延期される見通しとなった。ロイター通信などが伝えた。調査に先立ち17日にドゥーマを訪れた国連の警備要員が銃撃を受け、治安が悪化しているという。

 AFP通信によると、警備要員に負傷者はなく、ダマスカスに戻った。OPCWの調査団は当面はシリアにとどまり、ドゥーマの治安情勢を見極めて現地入りの可否を判断する。

 調査団は14日にダマスカスに入り、アサド政権側と協議。シリアのジャファリ国連大使は17日の国連安保理会合で、18日にOPCWの現地作業が始まると述べていた。(c)時事通信社