5月7日 23時42分

7日午後、滋賀県甲賀市の道路脇の側溝に流されて意識不明の重体となっていた小学1年生の女の子が死亡しました。警察は、女の子が増水した側溝に足をとられて流されたと見て詳しい状況を調べています。

7日午後3時ごろ、滋賀県甲賀市水口町の住宅地の増水した道路脇の側溝で、近くに住む小学1年生の6歳の女の子が数十メートル下流に流されました。女の子は駆けつけた父親に助け出されましたが、意識不明の重体になっていておよそ6時間後に死亡しました。

警察によりますと、女の子が流されたのは幅45センチ、深さ45センチの側溝で、女の子は数人のグループで下校する途中、側溝を流れる水に足をつけて遊んでいたところ流されたということです。

当時、付近では雨が降っていて、ふだんよりも水かさが増えていたということで、警察は女の子が側溝の水に足をとられて流され、溺れたと見て詳しい状況を調べています。

彦根地方気象台によりますと、現場に近い甲賀市土山町の観測地点では午後3時から午後4時までの1時間に12.5ミリのやや強い雨が降っていたということです。

「雨が降ると川のように」

女の子が救出されたあとに現場を見に行ったという近所に住む78歳の男性は「現場は上流にある3つの側溝の水が1つに集まる場所になっているため、ふだんから雨が降ると川のように急に流れが速くなる。女の子が流されたと聞いてびっくりした」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180507/k10011429991000.html