https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180519-00000029-at_s-l22

幕末の開国史にちなむ日米親善イベント「黒船祭」が18日、下田市で始まった。
ペリー艦隊の来航で開港され、近代日本の幕開けを告げた下田港周辺を主会場に
20日まで、国際色豊かな催しを繰り広げる。

市や観光協会、商工会議所などでつくる執行会の主催で79回目。初日はペリー艦隊が
上陸した同港の記念公園で献花式を開き、日米の関係者が地元の園児と一緒に、
ペリー提督の胸像に切り花をささげた。

ペリー提督の出身地で国際姉妹都市の米ニューポート市の訪問団を前に、福井祐輔市長は
「市民とともに両市、両国の交流をさらに深めていく」とあいさつ。ニューポート市のリン・セグリー
副市長は「150年以上前にペリー提督がこの地に上陸した歴史に改めて敬意を示したい」と述べた。

ペリー艦隊乗組員の墓地がある玉泉寺では、米海軍主催の墓前祭が営まれた。
19日は記念式典の後、中心市街地の目抜き通りで主要行事の公式パレードを行う。

黒船祭は米海軍や米国海兵隊、自衛隊などから来賓を招き、3日間で20万人以上が参加する
下田市最大のイベント。再現時代劇や日米音楽隊の演奏会、日米親善綱引き大会などを各地で繰り広げる。


黒船祭が開幕し、ペリー艦隊来航記念碑に献花する関係者=下田市のペリー上陸記念公園
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