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JR山陰線 非常ブレーキ作動しないまま1週間以上走行
2018年6月30日 22時32分

鳥取県と兵庫県を結ぶJR山陰線の普通列車が、衝突や脱線の事故を防ぐためのATS=自動列車停止装置などの非常ブレーキが作動しない状態で1週間以上走行していたことがわかりました。
ATSなどの非常ブレーキが作動しない状態で走行していたのは、JR山陰線の普通列車の1つの車両です。

JR西日本によりますと、この車両は28日に定期点検を行った結果、衝突や脱線の事故を防ぐためのATS=自動列車停止装置などの非常ブレーキを空気圧で作動させるコックが閉じた状態だったことがわかりました。

今月20日、検査担当の社員が誤ったチェックリストをもとに点検したため、コックを閉じたままにしていたということです。

この車両は、鳥取県米子市と兵庫県の城崎温泉の間で今月20日と22日から28日にかけての合わせて1週間以上走行していましたが、通常のブレーキは正常に作動したためトラブルなどはありませんでした。

JR西日本米子支社は「乗客に不安な思いをさせ深くおわび申し上げます。作業の仕組みを改善し、再発防止に努めてまいります」としています。