◆金城ふ頭をクルーズ船寄港地に

東海地方にさらに観光客を呼び込もうと、国土交通省の中部地方整備局は、自動車の輸出拠点になっている名古屋港の金城ふ頭を整備し、2022年度以降に大型のクルーズ船の寄港地としても活用したいとしています。
自動車の輸出拠点になっている、名古屋市港区にある名古屋港の金城ふ頭では、国土交通省の中部地方整備局が、ふ頭をさらに有効に活用するための整備を進めています。

この一環で、中部地方整備局は、現在、ふ頭の中に点在する輸出用の自動車の保管場所を西側のエリアに集約し、2022年度以降に東側のエリアを大型のクルーズ船の寄港地として活用したいとしています。
名古屋港に入るクルーズ船は、主に港の奥に位置するガーデンふ頭に着岸していますが、高速道路が通る橋の下をくぐる必要があるため、大型のクルーズ船が入港できないケースもあるということです。

国土交通省によりますと、去年の国内でのクルーズ船の寄港回数は2700回あまりと、九州や沖縄を中心に増えて過去最高となりましたが、名古屋港へは33回にとどまっており、中部地方整備局は、金城ふ頭で大型のクルーズ船を受け入れやすくすることで、より多くの入港につながることが期待されるとしています。

NHKニュース 2018年07月20日09時56分
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20180720/3010781.html