全国各地から集まった前回の「ハガキでごめんなさい」コンクールの応募はがき=2018年6月14日、高知県南国市、堀内要明撮影
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 「謝罪の聖地」を目指す高知県南国市では、言いそびれた「ごめんなさい」の気持ちを文章やイラストに託す「ハガキでごめんなさい」コンクールが毎年開かれている。同市にある珍しい地名「後免(ごめん)」にちなむ。

 2月に表彰式があった前回のコンクールは全国から1003通の応募があった。大賞は東京都の70代男性。高校の野球部時代、試合に出られず腐り、グラウンドの石拾いをさぼった。直後の試合で打球が石にはじかれ、友人が捕球に失敗。これらをつづり「S君、本当にごめんなさい」と平謝り。

 同市後免町の商工関係者らでつくる実行委員会が主催。事務局の今久保康夫さん(62)は「お年寄りの応募が増えていて、長年心に秘めてきた思いを吐露する感じです」。次回コンクールの作品を募集中。締め切りは12月末。(堀内要明)

朝日新聞 2018年7月30日16時15分
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