8/29(水) 10:57配信
毎日新聞

 西日本豪雨によってJR山陽線が広島県内などで長期不通になっているのを受け、JR西日本とJR貨物は28日、山陰線を使って貨物列車の迂回(うかい)運転を始めた。その第1便となる名古屋貨物ターミナル発福岡貨物ターミナル行きが29日午前、松江市の宍道湖畔を通過した。同市内を貨物列車が通るのは22年ぶり。

 列車はこの日未明、岡山貨物ターミナルから伯備線を北上。鳥取県の米子で電気機関車からディーゼル機関車に付け替え、非電化区間の長い山陰線を益田(島根県)まで走り、さらに山口線を経由して山陽線の新山口へ出る。迂回列車は1日1往復で、10月の山陽線復旧まで続く見込み。

 国内では北海道などを除くとディーゼル機関車けん引の貨物列車は希少で、沿線ではカメラを構えた鉄道ファンが熱視線を送った。【根岸愛実】

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