https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180901/k10011604281000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_028

「おわら風の盆」始まる 富山 八尾町
2018年9月1日 18時13分

編み笠をかぶった踊り子たちが情緒豊かな踊りを披露する、富山の初秋の風物詩「おわら風の盆」が富山市八尾町で1日から始まりました。


「おわら風の盆」は実りの秋を前に五穀豊穣を願う、300年余り前から続く、富山の初秋の風物詩です。

初日の1日は天候が心配されましたが、午後から回復し、そろいの浴衣に編み笠を深くかぶったり背中にくくりつけたりした男女の踊り子たちが11の町内会に分かれ、各地で踊りを披露しました。

このうち「輪踊り」では、歌い手の歌や哀愁を帯びた三味線や胡弓の音色に合わせて子どもや若手の踊り子が輪になって踊り、大勢の観光客が情緒豊かに踊る姿を写真に収めていました。

踊りに参加した地元出身の女子大学生は「物心が付いたときから踊っていたのでこの祭りは欠かせない存在です。この3日間、しっかりと踊りきりたいと思います」と話していました。

また、東京から訪れた88歳の男性は「一度でいいから見たいと思って来ましたが、古き良き伝統を感じ、感銘を受けました。夜の幻想的な風景も楽しみたいです」と話していました。

「おわら風の盆」は3日まで行われます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180901/K10011604281_1809011843_1809011844_01_03.jpg