横浜市神奈川区の大口病院(現・横浜はじめ病院)の連続中毒死事件で、入院患者3人の点滴に消毒液を混ぜて殺害したとして殺人容疑で逮捕、送検された同病院の元看護師久保木愛弓あゆみ容疑者(31)の鑑定留置が3日、始まった。12月3日までの3か月間、専門家が刑事責任能力を調べ、横浜地検が結果を踏まえて起訴するかを判断する。

久保木容疑者は、2016年9月16〜20日に亡くなった西川惣蔵そうぞうさん(当時88歳)、八巻信雄さん(同)、興津おきつ朝江さん(当時78歳)への殺人容疑で、3回逮捕された。今年7月、西川さんに対する容疑で最初に逮捕された際、死亡後の家族への説明が苦手だったことを動機に挙げ、自分の勤務時間外に死亡させることを狙ったと供述した。

(ここまで329文字 / 残り360文字)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180903-OYT1T50116.html