安倍晋三首相は６日午前、非常災害対策本部で、台風２１号による高潮被害を受けた関西国際空港について、国内線の発着を７日中に再開させる方針を明らかにした。国際線については「準備が整い次第再開する」と説明した。関空の復旧に向けた日程案をまとめ、７日に示す意向も示した。

また、大阪府の松井一郎知事が６日、首相官邸を訪問し和泉洋人首相補佐官に関空の早期運用再開に向けた支援を要請した。松井氏は記者団に「Ｂ滑走路は明日（７日）から使えるめどがたった」と説明。浸水被害が少なかったＢ滑走路を使って国内線の運航を再開する考えを示した。タンカーの衝突によって損傷した空港連絡橋（片側３車線）についても、道路の片側を使って一般車両の通行を再開すると説明した。松井氏は、伊丹空港と神戸空港を関空の代替機能として活用するよう求め、和泉氏は「検討している」と応じたという。【川辺和将】

毎日新聞2018年9月6日 10時32分(最終更新 9月6日 10時55分)
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