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ボツリヌス神経毒の解毒剤を発見か?
テック&サイエンス
2018年11月06日 13:16

米研究者が、ボツリヌス神経毒を阻害する化合物を発見した。ボツリヌス毒素は地球で最も有毒で、1グラムで数千万人の人間が死ぬ。研究結果は学術誌『Applied and Environmental Microbiology』に掲載された。
スプートニク日本

米ダートマスにある先進科学研究所ボツリヌス研究センターのバル・シング教授は、ボツリヌス症は年200件にも満たないが、「そのコストは数百万のサルモネラ菌による治療費より高く、ボツリヌス毒素が最も高額な食中毒の形態になる」と語る。

ボツリヌス症は土の中に生息し、通常は人間と接触しないボツリヌス菌によって発症する。食物や水とともに人間の腸内に入ることで、神経系の重度麻痺や痙攣が起き、多くの場合は死に至る。