JR北海道、地震影響で赤字転落…13年ぶり
2018年11月10日 13時04分
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20181110-OYT1T50030.html

 JR北海道は9日、2018年9月中間連結決算を発表した。北海道地震の影響で鉄道やホテルなどの業績が軒並み悪化し、中間決算としては13年ぶりに最終利益が11億円の赤字に転落した。通期の業績見通しも下方修正し、過去最悪となる175億円の最終赤字を見込んだ。

 中間決算の公表を始めた00年度以降で、最終利益が赤字になるのは2回目。台風や地震の影響で9月は前年の10倍近い7743本の列車が運休し、ホテルの宿泊予約のキャンセルも相次いだため、営業収益は前年同期比34億円減の828億円にとどまった。
 本業のもうけを示す営業利益は過去最悪となる170億円の赤字だった。営業赤字を穴埋めする基金の運用益を反映した経常利益も初めて1億円の赤字となった。
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