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外国為替
2018年11月17日 / 00:59 / 12時間前更新
UPDATE 1-日本と中国の米国債保有減少=9月対米証券投資統計
* 9月対米証券投資、291億ドルの売り越し=米財務省

* 9月の海外投資家による米財務省証券投資、115 億ドルの売り越し=米財務省

* 9月の海外投資家による米長期有価証券投資(株式スワップ等除く)、308億ドルの買い越し=米財務省 (情報を追加します。)

[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米財務省が公表した9月の対米証券投資統計は、日本と中国の米国債保有が減少した。政府が債券市場で借り入れを増やす中、海外勢の米国債投資への意欲が薄れつつあるようだ。

中国の米国債保有は引き続き海外勢首位だが、1兆1510億ドルと昨年6月以来の低水準だった。売却額は185億1000万ドルと、2016年10月以来で最大となった。

日本の米国債保有額は1兆0280億ドルと、11年10月以来の低水準を記録した。

一方、日本勢の米国債購入額は160億7000万ドルと、昨年6月以来の高水準だった。両者は矛盾しているように見えるが、米財務省がこれらの活動を把握する方法が異なるためだ。

海外投資家の米財務省証券投資は115億3900万ドルの売り越しとなった。

前月は631億3000万ドルの買い越しで、買い越し額は15年6月以来の高水準だった。

民間公的機関が156億7700万ドルの売り越し、海外民間投資家は38億2700万ドルの買い越しだった。

米国株は5カ月連続で売られ、保有規模も169億1100万ドル減った。

米社債は8カ月連続で買われ、9月は60億5500万ドルだった。