https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181203-00000032-it_nlab-life

「道」「返」「逆」などの漢字に使われている部首は何でしょうか?

難しい問題ではありませんが、答え方は「しんにょう」「しんにゅう」と人によって分かれるはず。
一体、どちらが正しいんです?


解説

結論から言ってしまうと「どちらが間違いというわけではない」とされています。

例えば、「しんにゅう/しんにょう」と呼ばれる部首には「迷」のように点が1つのもの、「遜」のように点が2つのものがあり、
それぞれ「一点之繞」「二点之繞」と表現できます。

この「繞」という字の読み方は「にょう」なので、「しんにょう」と読む方が正しそうに思えます。
ただ歴史的には「しんにゅう」と呼ばれていた時代も長く、どちらも正しいとするのが一般的だといいます。

ちなみに、筆者が調べた限り、文化庁Webサイトでは「基本的には『しんにゅう』が使われているが、
議事録などを見ると『しんにょう』と呼んでいる人もチラホラ」という状態。どちらかというと“しんにゅう派”の方が
多いのかもしれません。


主要参考文献

・「運」や「進」の部首の名前は、「しんにょう」ですか「しんにゅう」ですか?(漢字文化資料館)
・「遡」や「遜」が点二つの「しんにゅう」で追加された理由(文化庁広報誌 ぶんかる)