https://www.bbc.com/japanese/46669840

インドネシア津波、死者280人超す 火山活動続き新たな津波の恐れも
2018年12月24日


インドネシア西部のスンダ海峡で22日に発生した津波で、インドネシア国家防災庁は24日、死者数が281人になったと発表した。津波は火山島アナククラカタウの噴火が原因とみられる。アナククラカタウ島の火山活動は現在も続いており、新たな津波が発生する恐れもあるとして、付近住民に対し湾岸部に近づかないよう警告が出されている。

22日夜、大規模な津波がスマトラ島とジャワ島の湾岸部を襲った。これまでに少なくとも死者281人、負傷者1016人が出ている。

火山活動によって海底で地滑りが起こり、この地滑りが津波を発生させたと考えられている。

スマトラ島とジャワ島の間にあるスンダ海峡に位置するアナククラカタウ島は、23日にも噴火。火山灰や煙が噴出した。
噴火の影響で道路が封鎖されており、救出活動は進んでいないが、被害者の捜索を支援するため、津波被害が大きかった地域に重機が移送されている。

警報発令

インドネシア国家防災庁のストポ・プルウォ・ヌグロホ報道官は記者会見で、アナククラカタウ島の火山噴火が続いているため、新たな津波の可能性があると話した。
「海辺での活動を控え、海岸からしばらく離れているよう、インドネシア気象気候地球物理庁が勧告している」とヌグロホ報道官は述べた。
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