1日、一部のデパートでは、平成最後の初売りが行われました。このうち、東京・池袋のデパートには福袋などを目当てに開店前から買い物客の長い列ができていました。

この店では、1500種類、およそ15万個の福袋を用意し、なかでも婦人用のストールや傘などの雑貨が入った5000円台の福袋が人気を集めていました。

また、野球盤やボードゲームなど長年、親しまれているおもちゃが入っていたり平成元年に作られた日本酒や梅酒を集めたりした“平成”を振り返ってもらおうという福袋や2019年にちなんで201万9000円で販売される純金で作られたえとの「いのしし」の置物などが注目を集めていました。

買い物に訪れた女性は、「初売りに来ないと新年が始まりません。たくさん買って1年に弾みをつけたいです」と話していました。

西武池袋本店販売促進部の新宮明課長は、「平成最後の正月にたくさんの人に来ていただき本当にありがたい。個人消費は伸び悩んでいるが、ニーズをしっかり捉えて商品を展開していきたい」と話していました。

デパート業界では、ことし10月の消費税率の引き上げで、消費の落ち込みも懸念されていることから、各社では、初売り商戦に力を入れて、売り上げに弾みをつけたいとしています。

NHKニュース 2019年1月1日 11時45分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190101/k10011764961000.html
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