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3日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、事実上決裂した2月末の米朝首脳再会談の舞台裏を報じた。
初日の夕食会の時点で、全ての核施設の廃棄を求めるトランプ米大統領に対し、北朝鮮の
金正恩朝鮮労働党委員長は信頼関係が不十分だとして抵抗し、意見が対立していたという。
複数の交渉参加者の話としている。

会談はベトナムの首都ハノイで2月27、28日に実施された。同紙によると、金氏は27日夜、
夕食会場到着の直後、寧辺の核施設廃棄と引き換えに、2016年以降に国連安全保障理事会
が採択した制裁決議5件の解除を提案。トランプ氏は全ての施設を廃棄するよう求めた。