水揚げ後、競りのためサイズごとに分けられる初ガツオ(9日午前、中土佐町久礼)
https://www.kochinews.co.jp/image/article/650x488/259/601804a9e159136784b4fc38b4a391f4.jpg

 高岡郡中土佐町久礼の久礼漁協魚市場に9日、今季初のカツオ約700キロが並んだ。春の味覚を待っていた鮮魚商ら30人余りが集まり、威勢良く競りが行われた。
 
 久礼漁協所属の一本釣り漁船「中城丸」が約160キロ沖合で釣り上げた。魚体は4キロ前後が中心で、漁協担当者は「初ガツオは2キロあるかないかの型が多いので良いサイズ」と水揚げ増に期待していた。
 
 競りは午前6時半に始まり、町内外の鮮魚商らが真剣な表情で“吟味”し、次々と落札していた。市場近くの鮮魚店に持ち帰った店主は早速刺し身にし、「今年も味は上等」と喜んでいた。
 
 さっぱりした味わいが楽しめるこの時季のカツオ漁は例年、5月ごろにかけて最盛期を迎える。(早川健)
https://www.kochinews.co.jp/article/259964/