阪急電鉄の宝塚発梅田行き準急電車(8両編成)が2018年、通過する西宮北口駅のカーブで制限速度を5キロ超えて運転する事案があったことが、同電鉄への取材で分かった。

 同電鉄によると、18年2月26日午前8時20分ごろ、西宮北口駅で今津線から神戸線に入るカーブの区間で、規定の時速25キロで全車両が通過すべきところを、4両が通過した時点で速度を上げたという。

 運転士が速度を上げる目印を見誤ったためで、阪急は全運転士を対象に講習会を実施。その後、同様の事案は起きていないという。乗客にけががなく、速度超過幅も公表の社内基準に当たらないため、発表していなかった。

 運転士は目印を見誤った認識がなく、同年2月28日に匿名の投書があり、社内で調査して発覚した。運転士は当時、運転経験11カ月だったという。

2019/4/17 11:42神戸新聞NEXT
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