本来は速やかに殺処分…外来種のカメ40匹を数か月“たらい”に放置し死骸も 名古屋市の施設

 名古屋市の施設で外来種のカメを不適切な方法で扱っていたことがわかり、市は管理体制を改善することにしています。

 名古屋市によりますと、生物の生態の調査などを行う天白区の「なごや生物多様性センター」で、本来は、捕獲後、速やかに殺処分するはずの外来種「ミシシッピアカミミガメ」およそ40匹が数か月にわたって“たらい”に放置され、死骸もあったということです。

 3月下旬に市民から「外来種のカメが劣悪な環境で飼育されている。動物愛護法違反だ」と市に通報があり、発覚しました。

 カメの管理は専門の職員が一人で行っていましたが、去年の冬はアライグマの捕獲などが相次いだためカメの殺処分に手がまわらず、冬眠させていたということです。

 東海テレビの取材に対し、市の担当者は「組織的にほったらかしていたわけではないが、ベストではなかった。体制を改めてベストな管理を目指したい」と話しています。

 市は今後複数人をカメの管理にあたらせるほか、速やかに殺処分することで飼育期間を短くするとしています。

※画像は名古屋市提供 市が捕獲したミシシッピアカミミガメ
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190508-00022200-tokaiv-l23
5/8(水) 22:16配信 東海テレビ