https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190523/k10011926121000.html

日米韓豪が初の共同訓練 中国をけん制か
2019年5月23日 16時13分南シナ海問題

アメリカと日本、オーストラリア、それに韓国の4か国の艦艇が参加する初めての共同訓練が、23日からグアムの沖合で始まりました。アジア太平洋地域で軍事的な影響力の拡大を図る中国を念頭に、4か国の協力態勢を示すねらいがあるとみられます。

この共同訓練は、アメリカ海軍と海上自衛隊、それにオーストラリア軍と韓国軍の4か国の部隊の連携を強化しようと初めて行われ、各国から合わせて3000人、10隻の艦艇が参加します。

6日間にわたって、各国の部隊が連携しながら、対空戦や潜水艦を探知するなどの訓練を行うとしています。

訓練で中心的な役割を担うアメリカ海軍第7艦隊は、初日の23日、旗艦「ブルーリッジ」の内部をNHKに公開し、海上の広い範囲でさまざまな艦艇を識別できるとして、その高い能力を強調しました。

アメリカ軍は、中国が南シナ海に人工島を造成するなど、アジア太平洋地域で軍事的な影響力の拡大を図っていることを念頭に、人工島の周辺などに艦艇を相次いで航行させていて、22日から23日にかけてもイージス駆逐艦が台湾海峡を通過しています。

第7艦隊のクレイ・ドス報道官は「この地域にはあらゆる脅威があり、同盟国と連携した訓練は重要だ」と話していて、今回の訓練も中国の強硬な海洋進出をけん制し、4か国の協力態勢を示すねらいがあるとみられます。

米 中国の軍備増強に警戒強める
(リンク先に続きあり)

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