生サンマが初入荷=1カ月早く、小型で安値−豊洲市場

 東京・豊洲市場(江東区)に30日朝、生サンマが例年より1カ月以上早く初入荷した。
 ここ数年の不漁を受けて、今年から出漁時期が早まったため。
 売り場に並んだのは昨年7月の初荷とほぼ同量の約290キロ。
 小型魚だったこともあり、新物としては異例の安値スタートとなった。

 同日入荷したのは、北海道の根室港で28日に初水揚げされたサンマ。
 1匹100グラム型が中心で例年より一回り以上小さく、「脂が乗っておらず、身が細過ぎる」(仲卸業者)と評価は厳しかった。
 この時期は漁場が太平洋沖の遠い公海上で、「鮮度があまり良くない」(同)こともあり、卸値は1匹当たり40〜220円と昨年の3分の1以下にとどまった。

時事通信 2019年05月30日11時20分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019053000515