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トヨタ ミャンマーに車両組み立て工場建設を発表
2019年5月30日 18時30分

トヨタ自動車は、アジア最後のフロンティアとも呼ばれ、新車市場が急成長しているミャンマーに、車両の組み立て工場を建設し、現地でのビジネスを強化していくことを正式に発表しました。

人口5000万を超えるミャンマーは高い経済成長が続き、アジア最後のフロンティアとも呼ばれています。

発表によりますと、トヨタ自動車は、ミャンマー最大の都市、ヤンゴン近郊にあるティラワ経済特区に、2年後の稼働開始を目指して車両の組み立て工場を建設し、現地向けにピックアップトラックを生産します。
投資額は57億円余りで、年間およそ2500台を生産する計画です。

ミャンマーでは、政府が2年前から中古車の輸入を厳しく制限していることなどを追い風に新車市場が2年連続で倍増していて、今後も成長が見込まれています。

ミャンマーの新車市場では、他社に先駆けて工場を建設したスズキが50%以上の高いシェアを占めているほか、韓国の自動車メーカーも現地生産に乗り出すなど、進出の動きが活発になっています。

ミャンマー政府も自動車産業の育成に向け、税制面などの優遇策で現地生産を後押ししていて、トヨタとしては、工場進出によって現地でのビジネスを強化したい考えです。