2019年05月31日 金曜日

 2018酒造年度(18年7月〜19年6月)に製造された清酒の出来栄えを審査する全国新酒鑑評会で、秋田県が出品数に占める金賞の割合(金賞率)で全国1位になった。鑑評会を主催する酒類総合研究所(広島県東広島市)が30日までに公表した都道府県別の出品点数の資料を、秋田県総合食品研究センターが分析した。1位は1990酒造年度以来。

 秋田県は28点を出品し、18点が金賞を受賞。金賞率は64.3%だった。2位は宮城県の54.2%で、24点中13点が金賞だった。金賞数22点と最多だった福島県は51.2%の3位だった。

 鑑評会には沖縄を除く46都道府県から857点が出品され、237点が金賞に選ばれた。全国平均の金賞率は27.7%。

 秋田県総合食品研究センターの渡辺誠衛醸造試験場長は「一つの蔵元で1点の出品に限られるため、蔵元の少ない秋田は金賞の数ではかなわないが金賞率で技術の高さを示せた」と述べた。

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190531_43022.html