https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190804/k10012021701000.html

アメリカ 約13時間で銃乱射事件2件 29人が死亡
2019年8月4日 23時28分銃乱射

アメリカ中西部のオハイオ州の町なかで男がライフル銃を乱射し、9人が死亡、26人がけがをしました。アメリカではテキサス州で20人が死亡する銃撃事件が起きたばかりで動揺が広がっています。

アメリカ中西部のオハイオ州デイトンの飲食店が集まる地区で4日午前1時ごろ、男が突然、銃を乱射しました。

男は周辺で警戒にあたっていた警察官にその場で射殺されましたが、警察や市当局によりますと、この事件で現場にいた9人が死亡し、26人がけがをして手当てを受けているということです。

事件を受けて地元の市長は4日朝、記者会見を開き、男が銃撃を開始して警察に射殺されるまでの時間は1分以内だったと明らかにしたうえで、「警察が近くにいなければ被害は拡大していただろう」と述べました。

また、容疑者の男はライフル銃とともに多くの弾倉を身につけ、防弾チョッキも着込んでいたということで、警察は計画的な犯行の可能性があるとして調べています。

アメリカでは3日午前、南部テキサス州の商業施設で男が銃を乱射して、20人が死亡、26人がけがをする事件が起きています。

トランプ大統領は4日、ツイッターで「被害者に神のご加護がありますように」と哀悼の意を示したうえで、FBI=連邦捜査局が捜査にあたり、「きょう中に最新情報を伝えられる」としています。

およそ13時間の間に2件の銃撃事件が相次ぎ、29人が死亡した事態にアメリカ社会では動揺が広がっています。