中国で使われているスマートフォンの配車アプリを使って、登録したドライバーに、日本国内でいわゆる「白タク」行為をさせたとして、中国人の男が道路運送法違反の疑いで逮捕されました。
警察は男が、アプリに登録している関東などの数千人のドライバーを管理していたとみて調べています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190828/K10012053251_1908281702_1908281741_01_03.jpg

逮捕されたのは埼玉県蕨市に住む中国人、※トウ振飛容疑者(34)です。

警察によりますと、※トウ容疑者は去年3月から10月にかけて、中国で広く使われているスマートフォンの配車アプリ、「皇包車」に登録したドライバーに、日本国内では違法ないわゆる「白タク」行為をさせたとして、道路運送法違反の疑いが持たれています。

警察が成田空港などで「白タク」行為をしていたドライバーを逮捕して捜査を進めた結果、※トウ容疑者の関与が明らかになったということです。

警察は、※トウ容疑者が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。

これまでの調べによりますと、※トウ容疑者は、アプリに登録している関東や東北、それに北海道の数千人のドライバーを管理していたとみられ、仕事のあっせんや接客の指導をしていたということです。

警察は、組織的に白タク営業が行われていた疑いがあるとみて調べを進めています。

※トウは「登」におおざと

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190828/k10012053251000.html