「本当に住みたい街」1位の川口と“不動の人気”ムサコの意外な共通点

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12/20(金) 9:26配信 日刊ゲンダイDIGITAL
「本当に住みたい街」1位の川口と“不動の人気”ムサコの意外な共通点
川口駅周辺(C)日刊ゲンダイ

 住んでいる人の満足度も、かなり高いようだ。埼玉県川口市の川口が、首都圏1都3県の駅別「2020年 本当に住みたい街ランキング」で1位に選ばれた。

 住宅ローンを手がけるアルヒが、2018年8月〜19年7月の融資実行件数をもとに、@住環境、A交通の利便性、Bコストパフォーマンス、C教育・文化環境、D発展性――の5つの基準でランキングを策定した。川口は、東京都内へのアクセスが良く、不動産価格が手頃なことに加え、商店街の再開発が評価された。アルヒの担当者がこう言う。

「当社が融資している方の多くは、年収500万円前後、住宅ローンはフラット35を利用されています。ランキングは、不動産の専門家と一緒に策定しています。川口が1位に選ばれたのは、まず、住宅価格が安いことです。隣接している赤羽と比べると、中古マンションは1平方メートル当たり20万円も安い。しかも、新宿駅まで25分、池袋駅まで20分という交通の便の良さです。川口市には公園も458ある。古い方は、川口に対してあまり良いイメージを持っていないかも知れませんが、30年前、40年前の川口とは一変しています。駅周辺には商業施設も多く、日常の買い物も便利。40歳前後のファミリー層が増えています。2023年には、地上29階のタワーマンションが完成する予定です」

 川口は、人気の住宅街・武蔵小杉と共通点があるという。

「川口も武蔵小杉も、かつて工場があった街です。工場が置かれたのは、都心への物流がよかったからです。大きな工場が撤退すると、広大な空き地が残るので再開発しやすい、という利点があります」(アルヒ担当者)

 川口市も、若いファミリー層が子育てしやすいように、保育所の数を、この5年間で76カ所から175カ所まで増やしたそうだ。


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