女児が生前、「いじめられてなにもいいことないよ しにたいよ」と母親に宛てて書いた手紙
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仙台市泉区の市立小2年だった女児(当時8歳)と母親(同46歳)が2018年11月、同級生らによる女児へのいじめなどを苦にして無理心中した事件で、母親が加害側との面談を前に学校長に渡したメモのコピーを、学校長が無断で加害児童の保護者に渡していた。心中は面談の3カ月後で、40代の父親は、学校長の行為は地方公務員法の守秘義務違反に当たるとして宮城県警に刑事告発し、捜査が進められている。【吉田勝、藤田花】

父親によると、メモはいじめの実態や理由をただす内容。父親は「妻は学校長を信じてメモを託したのに、裏切られた。これをきっかけに、精神的に追い詰められ、地域からも孤立していった。妻と娘の無念を晴らしたい」と語った。

 父親によると、女児は18年春ごろ、同級生2人に仲間外れにされたり、殴られそうになったりするなどのいじめを受けるようになった。両親は同7月、加害者とみられる児童2人の保護者との面談を学校長に申し入れ、後日、母親が質問内容や表現などについてアドバイスを受けるため作成したメモを学校長に手渡した。女児が母親宛てに「しにたいよ」といじめを訴えた手紙も渡した。

 ところが、母親と加害側2人のうち1人の保護者との面談が行われた8月末、相手がメモのコピーを持っており、無断で渡されていたことが判明。相手側は態度を硬化させ、話し合いにならなかった。母親は学校長への不信感を募らせ、メモの原本とコピー、女児の手紙を取り戻した。

 仙台市教育委員会は取材に、学校長がメモのコピーを無断で渡したことを認めた。理由については、加害側の保護者から「面談でどのようなことを聞かれるのか心配だ」と言われたため、渡したとしている。後日、女児の両親から抗議を受けた学校長は口頭で謝罪した。

 しかし、父親によると、女児に対するいじめは改善されず、母娘とも体調を崩し、11月29日、2人が自宅で死亡しているのを発見。県警は、母親が無理心中を図ったと断定した。

 市教委は第三者委員会を設置し、いじめの実態や、メモを渡したことと無理心中との関係などについて調査しているとしている。

仙台市、いじめや体罰を訴える自殺が多発

 仙台市では近年、いじめや体罰を訴える自殺が多発し、対応が問題視されている。

 2014年9月、市立館中1年の男子生徒(当時12歳)がいじめを訴えて自殺した。保護者が自殺の数カ月前から「いじめを受けている」と学校に繰り返し相談していたが、学校は加害側生徒の保護者に伝えず、市教育委員会にも報告していなかった。市教委が遺族に謝罪したのは、市教委の第三者委員会が「学校の対応に問題があった」と報告書をまとめた後だった。

 16年2月、市立南中山中2年の男子生徒(同14歳)が自宅で自殺しているのが見つかった。市教委の第三者委は「いじめによる精神的苦痛が自殺の理由の一つ」とし、18年12月には市の再調査委員会が、男子生徒に対し悪口や無視などのいじめがあったと認定した。

 17年4月にも、市立折立中2年の男子生徒(同13歳)が自殺。市教委の第三者委は、自殺の約1年前からいじめと教員による体罰があったと答申。市教委は教員向けのチェックシートを作成するなど再発防止策をまとめた。

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2020年1月9日 21時52分

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