国際政治学者の三浦瑠麗氏が21日、ツイッターに新規投稿。安倍晋三首相が通常国会が召集された20日に衆院本会議で施政方針演説を行ったが、東京五輪・パラリンピックを前面に出した内容だったことを踏まえて「本質的な課題に踏み込んでいない」と“ダメ出し”した。

 三浦氏は「総理の施政方針演説はオリンピックイヤーであることを踏まえた常識的なものだが、諸課題への従前の対応のさらに先をいく目標や決意が足りなかった」と指摘。「個人の挑戦の例を取り上げ改革方針に同意を調達しようとするが、規制改革の中身は薄く、本質的な課題に踏み込んでいない」と分析した。

 さらに、同氏は「外交では米国の内向き化を受け、また米国が同盟国に負担増の圧力をかけていることに対応して、ヘッジングしようとする態度が目立った」とし、一方で「関係が改善傾向にある中国はともかくとして、ロシアと北朝鮮に関しては、単にこれまでの政権方針の維持にこだわったもので、楽観的にすぎるきらいがある」とくぎを刺した。

1/21(火) 22:55配信
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