インド南部の村に住む50歳の男性がこのほど、自ら飼育する闘鶏用のニワトリに襲われて死亡した。
ニワトリを連れて闘鶏の試合会場に向かう途中だったという。

男性が死亡したのは今月15日。警察の担当者がCNNに明らかにしたところによると、もみ合いになる中でニワトリの爪に結んだ刃物が男性の首に突き刺さった。
男性は病院に運ばれたが、脳卒中で死亡した。

南部アンドラプラデシュ州の村に住むこの男性は、地元で開かれる闘鶏の試合の常連だった。
試合に向かう途中で、出場させる予定だったニワトリが逃げ出そうとしたとみられる。

インドでは1960年以降、闘鶏が禁じられている。
しかし同国の動物愛護団体の理事によると現在も試合は開催されており、明らかな違法行為であるにもかかわらず当局は黙認しているのが実情だ。

試合は娯楽目的にとどまらず、巨額の金が動く賭博の対象にもなっているという。
同理事は当該の村の闘鶏について、逮捕者は1人も出ていないと指摘する。

https://www.cnn.co.jp/world/35148390.html?ref=rss
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