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行方不明の銅剣見つかる
松山市の文化財、古美術商が所有
2020/1/24 18:33 (JST)
©一般社団法人共同通信社



 松山市の有形文化財で、行方不明だった弥生時代の平形銅剣2本を東京の古美術商が売りに出していたことが分かり、市は24日までに550万円で購入した。松山市考古館で31日まで展示する。

 市文化財課によると、明治以前に市内の道後樋又付近で出土したと伝わる8本のうちの2本。銅剣はいずれも重さ約400グラムで、長さは約46センチ。平形銅剣は弥生時代の武器形の祭器で、瀬戸内海沿岸部を中心に分布する。

 市内の男性が所有し、1982年に市有形文化財に指定されたが、91年に男性が亡くなった後は行方不明となっていた。所有者が変われば届け出る必要があるが、流出の経緯は不明。