【サンパウロ時事】ペルー裁判所は28日、不正資金疑惑の渦中にあるフジモリ派野党「フエルサ・ポプラル」のケイコ・フジモリ党首(44)について、検察の求めに応じて15カ月間の身柄拘束を認めた。

 同氏の拘束は3度目。

 ケイコ氏は2011年の大統領選で、ブラジル大手ゼネコンのオデブレヒト社から約120万ドル(約1億3000万円)を不正に受け取ったとされる。

 ケイコ氏は疑惑をめぐり、18年10月に拘束され、約1週間後に釈放。同月末に予防拘束され、昨年11月末まで13カ月にわたり収監されていた。検察側は今回、新たな証言などに基づき、再び身柄の拘束を要求。裁判所は逃亡や捜査妨害の恐れがあるとして認めた。

 ケイコ氏は「これは正義ではない。処刑であり、(政敵による)政治的復讐(ふくしゅう)だ」と決定を非難した。 

1/29(水) 10:36配信
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