中国から帰国した子どもたちへの過剰反応が起きている。新型肺炎へのおそれを理由に、保育園や幼稚園が来園を拒んだりするケースだ。文部科学省は、感染症を理由にした偏見に注意を呼びかけている。

「中国からお帰りの場合、見学は無理です」と電話口で言われ、東京都内の40代の女性は困惑した。3日、幼稚園に見学を申し込んだ時のことだ。

夫の仕事で1年半前から中国・広州市で暮らしてきた。春節に向けて、1月5日に入園前の長男と乳幼児の長女を連れて一時帰国。当初は1カ月ほどで戻る予定だったが、新型肺炎が収束しそうにないと考え、日本でしばらく暮らすことを決め、4月から入園できそうな実家近くの私立幼稚園に電話した。

「どうぞ」と好意的だった態度は、中国からの帰国だと伝えると一変した。「見学するなら、塀の外から」「3月の卒園式以降なら見学可能」と言われたという。

新型コロナウイルスの潜伏期間は12・5日間とされている。帰国から1カ月たち、せきや発熱などの症状もない。診断書や帰国日が記されたパスポートを出すと訴えても、受け入れてもらえなかった。「病原菌扱いをされたようで……」と肩を落とす。

取材に応じた副園長は「保護者には申し訳ないが、感染症の様々な情報が飛び交う中、他の園児を守るために万が一を考えた結果だ」と話した。2月は発表会が続き、多くの人が出入りするのも危惧の理由だという。

女性から相談を受けた区役所は、園に「明らかな過剰反応。適切な対応を取るように」と注意した。

2/9(日) 17:11
朝日新聞デジタル
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