https://www.bbc.com/japanese/51484535


米ハーヴァード、イェール大を外国資金めぐり調査 米教育省
2020/02/13


アメリカの名門ハーヴァード大学とイェール大学が、サウジアラビアや中国など外国からひそかに資金提供を受けていた疑いがあるとして、米当局が調査を開始した。
米教育省は、これらエリート大学2校について、外国から寄付や契約として受け取った何億ドルもの資金を完全には報告していなかったとした。

両大学はBBCに、政府への回答を準備中だと述べた。
米政府はこのところ、教育機関への外国資金の流入を規制している。

外国資金は「ブラックホール」

アメリカの大学は、寄付や契約として25万ドル(約2750万円)以上の資金提供を国外から受けた場合、すべて報告するよう法律で義務付けられている。

教育省によると、昨年7月以降、66億ドル(約7250億円)規模の未報告の資金が、カタール、中国、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)などから寄付されていたことが判明した。資金の額は「かなり低く見積もられている」可能性があるという。

同省はこれまで、米大学に流れている外国資金について「ブラックホール」と表現。資金には何らかの条件がついている場合があるとして、注意を喚起してきた。
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