3/12(木) 13:53配信
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20200312-00000055-jnn-int

 アメリカ政府で新型コロナウイルス対策を率いている高官が議会下院の公聴会に出席し、「新型コロナウイルスの致死率は季節性インフルエンザの10倍だ」と述べ、感染の拡大を抑えるため、一刻も早い対応が必要だと警告しました。

 「季節性インフルエンザの死亡率は、0.1%です。(新型コロナウイルスは)季節性インフルエンザの10倍の致死率です」(米国立アレルギー感染症研究所 ファウチ所長)

 アメリカ国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は11日、議会下院の公聴会でこのように述べた上で、「状況は悪化するだろう」と語り、今後、アメリカ国内で感染の拡大がさらに続くという見通しを示しました。

 ファウチ氏は、感染の拡大を抑えるには、国外からの感染者の流入を防ぐことと、国内でも大規模な集会を制限するなど封じ込めの措置をとることが重要だと指摘し、一刻も早い対応が必要だと警告しました。(12日07:58)