滋賀県内の公立小学校の男性教職員が約1年4カ月にわたり、女性に抱きついたり、胸を触ったりするなどの行為を繰り返し、停職6カ月の懲戒処分を受けていたことが19日、分かった。県教育委員会は「被害者が公表を望んでいない」などとして発表していない。

県教委教職員課によると、男性教職員は2018年4月から昨年7月にかけて、女性の服の下から手を入れて胸を触ったり、抱きついたりした。両手を広げて、女性にハグを求めるようなポーズを取ったこともあったという。

県教委は、男性教職員の5件の行為をセクシュアルハラスメントとしている。今年2月になって処分したが、学校名や男性教職員の氏名、職名、年齢は被害者の特定につながるとして明らかにしていない。教職員課は「ハラスメントの事案が発生し、重く受け止めている。再発防止の研修を行うよう市町の教委や学校現場に指示する」としている。

3/20(金) 11:54
京都新聞
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