新型コロナウイルスへの感染が広がるなか、昔ながらの「置き薬」に注目が集まっています。院内感染も相次ぐなか、病院で薬をもらいたいが感染するのが怖いという人たちから問い合わせが増えています。

 都内に住む親子が待っていたのは、薬の到着です。江戸時代から続く薬の販売手法「置き薬」。販売員が定期的に薬を届けてくれるうえ、客は使った分だけ料金を支払えばいいので、買いだめの必要がありません。
 学校の休校や週末の外出自粛。猛威を振るう新型コロナの影響で国民の生活スタイルは大きく変化。販売員のもとには、薬を補充してほしいなどの問い合わせが例年より増えているといいます。
 森田の置きくすり・森田裕一さん:「風邪薬は(在庫が)減ります。週末の外出自粛ですかね。そこから(新規客が)特に増えました。客の単価は去年の3月と比較して20%くらい上がっている」
 さらに、病院での集団感染が相次いでいることへの不安から、むやみに通院することを控え、置き薬で様子を見ようという考えも需要が伸びた背景にあるようです。

3/30(月) 20:00配信
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