0001首都圏の虎 ★
2020/04/06(月) 12:14:52.32ID:8FdqjlO29IDCは「COVID-19の流行が海外経済、国内経済に与える影響が大きい」としている。実際に、製造業でのサプライチェーンへのインパクト、飲食、宿泊、運輸などのサービス業の低迷、これらに伴う産業分野での業績低下が出始めている。2020年7月に予定されていた東京2020オリンピック・パラリンピックの延期により、経済的影響はさらに拡大する見込みだ。これらの経済的影響は国内ICT市場にも波及するとして、2020年に発生し得るリスクなどを考慮し今回の予測を行った。
デバイス以外の、2020年国内ICT市場予測における製品セグメントごとの前年比成長率は、サーバ、ストレージ、IaaS、ネットワークなどのインフラ(Infrastructure)市場が1.2%減、ソフトウェア(Software)が4.0%増、ITサービス(IT Services)が1.8%減、通信サービス(Telecom Services)が0.5%減と予測している。ソフトウェアを除き軒並み前年比で減少しているが、それらと比べてもデバイスの22%減は大きな減少幅だ。
IDCによれば、もともと2020年の国内ICT市場予測は、2019年後半にあったWindows 7のサポート終了に伴うPCの入れ替えや、消費税増税と軽減税率対応に伴うPCなどの駆け込み需要の反動を見込んでマイナス成長を見込んでいた。しかし、2020年初頭から発生しているCOVID-19の影響によって市場の減少幅がさらに拡大すると予測した。
なお、今回の市場予測は、現時点でのCOVID-19の最新状況を踏まえて、世界と国内において2020年6月末前後で感染が抑制され、一部の先進企業を中心にデジタルトランスフォーメーション(DX)投資が活性化し、景気対策の一環として政府によるICT投資が選択的に行われるという前提で作成している。
今後の状況次第では、企業、政府、消費者レベルまで広くDX投資が活性化されるというICT市場にとって楽観的(Optimistic)なシナリオも想定しており、その場合の2020年における前年比成長率は3.3%減程度に収まる可能性があるという。ただし、COVID-19のワクチンが完成する2021年半ばまで国内外での感染が抑制されないという悲観的(Pessimistic)なシナリオでは、前年比成長率は6.3%減まで落ち込み、今後の状況次第ではさらなる成長率低下の可能性もあり得るとしている。
4/6(月) 12:10配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200406-00000038-it_monoist-ind
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