シャープは21日、直販サイト「シャープ ココロストア」での自社生産のマスクの販売を当面見合わせると発表した。マスクの購入希望者のアクセスが集中し、サイトにつながらなくなる不具合が生じた。復旧のめどは立っていないという。

シャープは全国的なマスク不足を緩和するため、液晶ディスプレーを製造する三重工場(三重県多気町)で3月からマスク生産を開始した。21日午前10時から一般消費者向けに1箱50枚入り(税込み3278円、別途送料660円)の販売をスタートし、購入を1回1箱に限定するなどの買い占め防止策を整えたが、想定を上回る購入希望者が集まったとみられる。同社の担当者は「サイトを改善し次第、販売を再開する。マスクの生産は継続する」と説明した。【杉山雄飛】

毎日新聞2020年4月21日 22時30分(最終更新 4月21日 22時30分)
https://mainichi.jp/articles/20200421/k00/00m/020/288000c