https://mainichi.jp/articles/20200422/k00/00m/040/227000c


全国54施設783人が院内感染 日本看護協会が集計「防護具不足」改善訴え
上東麻子
毎日新聞 2020年4月22日 20時15分(最終更新 4月22日 20時15分)

 新型コロナウイルスによる医療機関での集団感染が、全国19都道府県の54施設で発生し、感染者は783人に上るとの集計(20日現在)を日本看護協会が22日、発表した。東京都千代田区の日本記者クラブで記者会見した福井トシ子・日本看護協会会長は「マスクやガウンなどの防護具の不足が続いているため、十分な感染防止策が取れない」として国に早急な対応を求めた。【上東麻子/統合デジタル取材センター】

消毒液も不足、家族への感染を恐れ車中泊の例も

 調査は全国の医療機関のホームページとNHKの報道をもとに集計した。感染者数は医療従事者、患者の合計で、最も多いのは東京都の8施設計375人。次いで北海道の7施設95人▽兵庫県5施設55人▽福岡県3施設55人――となっている。