2020年5月6日 12時5分
https://news.livedoor.com/article/detail/18221948/

新型コロナウイルスの感染拡大で東京・豊洲市場の流通にも変化が起きています。
飲食店向けの高級食材を扱い始めた食品の通販会社が売り上げを伸ばしています。
東京・中央区の食品通販会社では、本来は飲食店に行くはずだった豊洲市場の高級食材を3月末から扱うようになりました。
きっかけは感染拡大で飲食店が休業し、在庫を大量に抱えた豊洲市場にある仲卸業者からの相談でした。

食文化・萩原章史社長:「京都産の高級なタケノコが市場で買い手がつかないと。山のようになっていたのがきっかけで何とかしたいと思った」

他の業者からも問い合わせが相次ぎ、扱う食材は増えています。
外出自粛で自宅で過ごす人が増え、売り上げも5倍以上になったということです。

購入者:「モチベーションが上がるような食材が来ると(気持ちが)リセットできる」

人気の食材はインターネットのサイトに掲載してから1時間もしないうちに売り切れるということです。
通販会社の社長は「生産者や市場の業者のためにも続けたい」と話しています。