https://www.jiji.com/jc/article?k=2020050801059&;g=pol
野党は、黒川氏の定年延長について「検察人事への介入」などと批判してきた。
8日の審議をめぐっても、法務委との連合審査で森雅子法相への質疑を求めたが、与党は応じなかった。
立憲の枝野幸男代表は8日の記者会見で「一般公務員と検察官は人事法体系が違うのに、束ね法案にしたのはむちゃくちゃだ」と指摘。
野党側は引き続き、連合審査の実現を求める構えだ。
ただ、自治労には国家公務員の定年延長への強い期待もある。
このため、労組出身の野党幹部は立憲などが賛成するとの見方を示し、
「採決時の賛成討論で理由を説明すればいい」と語る。
一方、別の幹部は「黒川氏の問題を追及してきたのに、賛成するのは簡単ではない」と漏らす。
関連法案は、現在60歳の国家公務員の定年を2022年度から段階的に65歳に引き上げる内容。
検察官の定年を63歳から65歳に延長する検察庁法改正案も含んでいる。