米連邦準備制度理事会(FRB)は12日、半期ごとに議会に提出する金融政策報告書を公表した。新型コロナウイルスの感染拡大で大きな打撃を受けた米経済に関し「先行きは非常に不確実だ」と指摘。景気回復のペースは新型コロナの動向次第とした上で、失業の長期化や中小企業の廃業増加に警戒感を示した。

 パウエル議長は16、17日、議会両院の委員会で報告書に基づいて証言する。報告では「感染症が米国と世界中にとてつもない苦難をもたらしている」と強調。米経済の4〜6月期の実質成長率は「多くの専門家が前期比年率換算で30〜40%減を予想している」とした。(共同)

毎日新聞 2020年6月13日 10時55分(最終更新 6月13日 10時55分)
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